Welcome Guest 
メインメニュー
検索
ログイン
ユーザー名:

パスワード:


パスワード紛失

D3ブログ - 「銀座展望台」1月15日(月曜日)晴

「銀座展望台」1月15日(月曜日)晴

カテゴリ : 
銀座一丁目ブログ
執筆 : 
makiuchi 2018-1-15 9:13
▲カズオ・イシグロの「日の名残り」(土屋政雄訳。早川書房・2001年5月31日発行・2017年11月15日34冊)を遅まきながらやっと読み終えた。読後感は爽やかであった。それは味わい深かったからである。ダーリント・ホ-ルの執事ミスター・スティーブンスと女中頭ミス・ケントンの恋愛物語なのだが全くそのような会話は出てこなし、それらしい雰囲気もない。二人は喧嘩ばかりしている。もっともスティーブンスは「執事の品格」に拘り、それを貫き通す。ケントンは常に喧嘩腰で表現する。
もう一つはダーリント卿の第一次大戦で敗れ過酷な賠償で苦しむドイツに対する思いやりである。そのような言葉は全くでてこない。憎しみからは何も生まれてこない。憎悪からは憎悪しか生まれてこないことをそれとなく伝える。私はひとりの英国紳士の矜持を見る.題名からして奥ゆかしい。

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://blog.whoselab.com/modules/d3blog/tb.php/3094
XOOPS Cube PROJECT