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D3ブログ - 「銀座展望台」1月17日’水曜日)曇

「銀座展望台」1月17日’水曜日)曇

カテゴリ : 
銀座一丁目ブログ
執筆 : 
makiuchi 2018-1-17 7:44
▲横綱白鵬が立ち会いに苦しんでいる。3日目に早くも1敗した。そのわけは横綱の品格を問われたからだ。横綱白鵬の「張り手」と「かち上げ」が横綱相撲に相応しくないというのである。「張り手」とは相手の横面を平手で打つ技である。「かち上げ」とは立ち合いに利き腕を肘から曲げ体ごと相手の上半身を突き上げ出足を止め相手を崩す技である。いずれも出足の鋭い相手を防ぐには有効な技である。
横綱は正々堂々戦えというのであろうが私は別におかしいとは思わない。相撲における品格とは「何ぞや」という問題になる。「しながら」という以上横綱に相応しい技を使えという事であろう。「ふさわしい技」とは何か、四つに組んできれいな技で勝負をせよと云う事か。
心が形を現す。とすれば心を磨くほかないではないか。起居動作、発言にその人柄がにじみ出てくる。それが「品格」だと思う。
ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの著書『日の名残り』(早川書房)に主人公ミスター・スティーブンスが「品格」に関連して父親の実話を紹介している。インドでの出来事である。執事が晩餐の準備に手落ちがないか確かめに行ったところ、食卓の下に虎が一頭寝そべっているのをみつけた。部屋に鍵をかけて主人にこう告げた。「お騒がせしてまことに申し訳ありませんがご主人様、食堂に虎が一頭迷い込んだようでございます。12番径の使用を御許可願えましょうか」。数分後3発の銃声が聞こえた。主人は執事に「不都合はない」と尋ねた。「はい、ご主人様、何の支障もございません。夕食はいつもの時刻でございます。その時までには、最近の出来事の痕跡もあらかた消えていると存じますので、どうぞ、ご心配なきようにお願います」と答えたという。何事もなかったように「最近の出来事の痕跡もあらかた消えている・・・」というところに万事そつなく大騒ぎせずにことを収める執事の“品格”がにじみ出ていると私は受け取った。
勝負の世界もこのようでありたいなあと思う。

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