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D3ブログ - 9月3日(金曜日)雨

9月3日(金曜日)雨

カテゴリ : 
銀座一丁目ブログ
執筆 : 
makiuchi 2021-9-3 6:58
▲9月2日の毎日新聞『季語刻々』(坪内稔典)に正岡子規の『鶏頭の十四五本もありぬべし』が紹介されていた。坪内さんは『この句を高く評価したのは斎藤茂吉だった。俳人の高浜虚子などは全く評価せず、彼の編んだ岩波文庫『子規句集』にはこの句が入っていない。評価する人は十四、五ほんのケイトウを子規の命や存在の根源と読むがさてどうだろう。私は評価しない派だ。この句よりも「鶏頭や糸瓜や庵は貧ならず」が好きである』と書いている。
俳句の難しいところである。俳句の下手な私は他人の句のよし悪いは言わないことにして心に響く句を並べることにしている。私は子規のこの句は心に響くものがある。俳句の下手な人にはこのような句が出てこない。
『自己の生の深処にふれた』と山口誓子は評した。『一句の調べに留意すべきです。力の漲った調べが鶏頭の粒々とした有り様を描き出しています』と高柳克弘が解釈している。
私は斎藤茂吉が出した「赤光」が芥川龍之介に詩歌に対する目を開かせたと言わしめただけでなく多くの文学者によって評価さたという事実を重く見る。その斎藤茂吉が高く評価した子規の俳句である。
俳句は自分が良いと思ったものが誰がなんと言おうとも良いものは良いである。

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