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D3ブログ - 銀座一丁目ブログカテゴリのエントリ

▲『葉桜や昔の人と立咄』子規
子規はこの日昔住んだことのある向島の桜餅を訪ね主人の奥さんと話をする。
私も昭和23.4年ころ向島に住んだ、なんとなく懐かしい。何年か前にそこを訪ねたが区画整理で付近の様子は一変していた。
久保田万太郎に『葉桜にとかくの義理のつらきかな」の句がある。
その向島の住宅の主には迷惑をかけた。ほろ苦き思い出だ。
根津権現の会社の寮に移り、昭和30年3月から今の府中へ住居を構えた。
「葉桜や府中の主いくとせか』悠々
常に明日を語った男も昔を振り返るとは先がそうながくないなあ・・・・
▲今回の参議院選挙の最大の特徴は投票率が50%を切ったことである。
48.84%であった。これまで最低であった1995年〈平成7年〉の44.52%に次ぐ記録である。政治に背を向ける人が次第に増えてきている徴である。この傾向は今後も続くであろう。
ついでの特徴は憲法改正の発議に必要な参院定数〈245〉の『3分の2』の164議席が維持できなかった点である。85議席が必要であったが6議席足りなかった。国民は憲法改正を望んでいないということだ。米軍の占領下、昭和21年11月3日、吉田茂首相以下15名の閣僚が署名して発布された『憲法』が72年間、一行も改定されず後生大事にしてきた国は日本だけである。稀有の民族である。
頑ななのか、融通がきかないのか・・・・
▲昨今は駄々っ子このような大人が少なくない。カッとなったら我慢できない。見境なく突っ走る。41歳の男の犯行であった。いい年てをして何をバカなことをすると言いたい。家庭も教育現場も荒れたり・・・・。
アニメ制作会社「京都アニメーション」(本社・京都府宇治市)の京都市伏見区にあるスタジオで起きた放火火災、死者は33人に及び、平成以降、最悪の放火事件の犠牲者数となる。
子供のときに我慢することを教えなければいけない。その時期は3歳までと言われている。昔は大家族の中で、近所の友達同士に遊びの中から自然と我慢することを学んだ。今はその機会が全く失われた。親は子供にダメなものはダメだと教えねばならない。それにもかかわらず民法を改正して親の懲戒権をなくそうとしている。逆行しているというほかない。
▲米国のフェイスブック〈FB〉が計画する仮想通貨〈暗号資産〉「リブラ」へ世界の警戒感強まる。世界に銀行口座を持っていない人が17億人もいるという。『外国にいる家族へお金を送ったり買い物をしたりするための通貨だ』とFBは社会的意義を強調する。
FBの世界の利用者は20億人を超える。『リブラ』が拡大すれば世界の金融・通過システムがおかしくなるのは目に見えている。基軸通貨ドルを上回る恐れは充分ある。円・ユーロなどは「リブラ」の前に影が薄くなってしまう。
野放しにする訳にはいかないであろう。主要7ヶ国の財務相・中央銀行総裁会議で規制につて討議するのは当然である。
それにしても「リブラ」とは世界にはアイデアマンがいるものだ。感心の他ない。
▲『路に落ちたるを拾わず』という。道徳も地に落ちた。
16日昼過ぎ市ヶ谷駅から乗った区間急行橋本行京王線の電車中で嫌な風景を見た。中年の婦人が笹塚で降りた30代の若者が座席の下に置き忘れた折りたたみの傘を猫ばばしたのである。
座席は優先席であった。私はその若者前に座っていた。若者が降りてから傘が座席の下に落ちているのに気がついた。同時に若者の隣に座っていた50歳ぐらいの婦人も気がついたようである。途中の駅で婦人が降りる段になって床に置き忘れた傘の前に自分の手提げを置いて壁にして何食わぬ顔をして持ち去った。特徴のある顔をしていた婦人であった。
唐王朝〈618-907〉の名君大宗と臣下の間で交わした問答集『貞観政要』には『路に落ちたるを拾わない』という言葉がある。大宗の名治世のおかげで民が豊かになり国民の道徳心も高まった。このため国民は「路に落ちたものは拾わなくなった」という。残念ながら今の日本ではそうはいかないようだ。良い人も少なくないのだが・・・
『四知』という言葉がる。人が見ていないから『この程度のことは許されるだろう』と人は卑しいことをしかねない。とんでもない。天が知る。神が知る。あなた自身も知っている。私も知っている。己に恥じないことしよう。たかが雨傘さというなかれ。
▲ソ連共産党政権は70年で滅んだ。その歴史をたどれば中国共産党政権は政権が樹立したのは昭和24年だから今年が70年である。私は2019年ごろ中国共産党政権が危機に陥ると書いたり人に話したりしたことがある。この予想は見事に外れた。
だが2019年第1,4半期のGDPの伸び率が6.2%と10年前の第2,4半期の6.4%より低かったのは楽観を許さいない。とりわけ内需〈投資・消費〉の落ち込みがひどいのが問題をはらんでいる。実質のGDPは5%台である。しかも平成10年頃から生産人口が減少に向かっている。人民の不満をどこまで抑え込めるか・・・・
最も中国は1992年〈平成4年〉旧ソ連や東欧に人を派遣して共産党体制崩壊した原因を調査した。その結果『党への忠誠心が高い『紅2代』を幹部に登用する必要があると結論づけたといわれる〈朝日新聞中国総局『紅党』朝日出版刊〉。それで習近平政権が誕生したという。
13億の民を食わせるのは容易なことではない。構造改革が急務である。もっと資本主義を取り入れることだ。中国は覇権主義を捨てて内治に力を注ぐときに来ているように思う。
▲15日は「海の日」。梅雨が開けていないのに『海の日』とはこの日を祝日としたのに疑問に思う。新聞に『海の日』の文字見当たらず、無関心である。世の中は忙しいらしい。
『海の日やしとしと雨が降り続く』悠々
パソコンで調べると、1995年(平成7年)に制定、1996年(平成8年)から施行された。
制定当初は7月20日だった。まだこの日のほうがいい。
2003年(平成15年)の祝日法改正により、7月の第3月曜日となった。 「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」が趣旨。
休みが多すぎる。『小人閑居して不善をなす』〈大学〉。一人を慎めということである。
ともかく私はのんびり過ごす。『俳句』の本や「司馬遷-史記の世界―(武田泰淳著・講談社文庫)を読む。
▲『柳の下に泥鰌は一匹』というが『泥鰌が2匹いた』。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機は「やぶさ2」が小惑星リュウグウへの再着地に成功した〈11日〉。2月の着地に続く2回目で、4月にクレーターを作った際に露出した地下の岩石の破片を採取できたようである。帰還が待たれる。
着地はそう簡単なものではない。着地に失敗すれば機体が損傷して地球に帰還できなくなる。そんなリスクをおかして2度も岩石を採取する必要がるのか。トップの判断の難しさがある。そんな心配を払拭して担当者たちは2度の挑戦を試み見事成功した。
『あらゆるトラブルを想定、シュミレーションをして万一の事故に備えた』という。
宇宙探査では日本は世界のトップを行く。人の輪、外部の意見の取り入れ。想定外のトラブルに備える準備の大切さなど様々教訓を残す。
▲難問は次から次に起こる。これを上手にさばくのが政治。
米国はイラン沖の航行の自由を確保するために有志連合を検討する。
『自国の船の安全は自分の国で守れ』とトランプ大統領は言う。正論である。
日本が運行するタンカーが先日、ホルムズ海峡で襲撃されたばかりである。
石油を中東に頼っている日本は黙って手をこまねいておるわけにはいくまい。
だからといってすぐに自衛隊を派遣できないだろう。派遣する条件である『存立危機事態』だとは言えないからである。
最後はこじつけるか。『自衛隊がいるところが“存立危機状態”にある』・・・・
▲毎日新聞7月10日の『季語刻々』の俳句。
『壁青きカフカの家や夏つばめ』粟田やすし
本誌の1月1日『茶説』にカフカをとりあげた。『「今年はどんな年になるか」を書くつもりであった。考えているうちにフランツ・カフカ(1883-1924)から「無理なことをしなさんな。大上段からものを考えるな」と言われたような気がした。ともかく、「世の中は常に動乱する」とだけ指摘する。今年は平成の年号が変わる。私は大正・昭和・平成・新年号と4代を生きることになる。
「元旦や4代生きるつらさかな」悠々 』
私の駄句を俳句の師匠、寺井谷子さんが南日本新聞の「コラム」に取り上げて批評していただいた(4月25日)。『四つの年号の時代時代の只中で真摯に生きてきた自負と、歴史となった時代を創った思いを読む』とあった。望外の喜びであった。
現代実存主義文学の先駆者・カフカは私が生まれる1年前に41歳でこの世を去った。著作として「変身」「審判」「城」などを残す。早速「審判」(訳・水野享一・角川文庫)を苦労して読んだ。カフカがなくなって95年。これからもカフカは語り継がれてゆくことだろう。
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